「ビタミン」とは…?名前の由来から働きまでざっくり説明!

健康

「ビタミン」とは?

皆さん、「ビタミンとは?」と言われて何を思い浮かべるでしょうか…?

今回はこの問いに対して、皆さんが記事を読み終わるころにはざっくりと説明できる状態になることを目指して説明したいと思います…!

言葉の由来

まずは「ビタミン」というものについて。

ビタミンを英語で表すとVitaminとなります。これは”必須の”や”生命の”を表す「Vital」とアンモニア(NH3)の水素原子(H)を炭化水素基(R)で置換した化合物の総称である「Amine」を掛け合わせた単語です。

この後説明しますが、ビタミンはエネルギー産生や体の組織の形成、免疫機能の維持に関わる物質です。三大栄養素である、脂質、タンパク質、炭水化物よりは必要量が少ない微量栄養素でありますが、体にとって必要不可欠な物質です。

ビタミンの種類

ビタミンは全部で13種類存在しており、脂溶性ビタミン水溶性ビタミンの二種類に大別されます。

*以下にざっくりと分類した図をお示ししますが、ここではビタミンが二種類に分けられるんだなぁぐらいの理解で大大丈夫です。(それぞれの働きについてはまた別の記事で細かくまとめたいと思います。)

「ビタミンの働き」

ここから、この記事の本題である「ビタミンの働き」についてです。

  • ビタミンの主な働き
    • ①エネルギー産生の補助
    • ②体の組織を保つ
    • ③免疫機能を維持する

①エネルギー産生の補助

三大栄養素からエネルギーを作り出す仕組みとして、“細胞レベルでの呼吸”が挙げられます。

“呼吸”と言われると、“息を吸って吐いてを繰り返す行為”を思い浮かべるかと思います。

もちろんそれは正解なのですが、、、皆さんの思い浮かべている”呼吸”によって体内に供給された酸素は、血液の流れに乗り、体全体の細胞に運ばれます。そこでは、三大栄養素と酸素を用いた解糖系・クエン酸回路・電子伝達系と呼ばれる、エネルギーを作り出す作業が行われています。この一連の流れを細胞レベルでの呼吸と呼びます。

そこで本題なのですが、この細胞内でエネルギーを作り出す一連の流れの中で、実はビタミンが大きな役割を果たしています。というより、ビタミンがないとこのエネルギー産生が回らなくなってしまいます…!

詳しく書こうとすると更に種類が増えて、画像がごちゃごちゃしてしまうので今回は省略させて頂きましたが、パっと挙げただけでも、これだけのビタミンが生体内でのエネルギー産生にかかわっており、

如何に生体内のエネルギー産生においてビタミンが重要な働きをしているかということが少しでもお分かりいただけたかなと思います。

②体の組織を保つ

ビタミンは体の組織の維持においても重要な役割をになっています。

今回は”骨”を例に挙げてビタミンの働きを見ていきましょう。

ビタミンD:腸管などからCa2+の吸収を促し、血中Ca2+濃度を上げることで、骨周辺のCa2+濃度が上昇する。

ビタミンK:オステオカルシンの活性化により、骨にCa2+が沈着する。

以上のように骨の維持に関しては、主に、ビタミンD,K が関わっていることが分かりました。

③免疫機能を保つ

最後に免疫機能に関してです。

ビタミンは免疫力を高めることにも役立っています。

ビタミンA : 上皮細胞の機能維持細胞分化を促進することで、免疫機能維持する。

ビタミンE : 体の酸化を防ぎ、血管を守ることで血行を促進し、全身に血を巡らせることで、皮膚の抵抗力を維持する。又、血行改善により肩こりの改善にも効果が期待できる。

ビタミンC : ビタミンEと共に体の酸化を防ぎ、又、皮膚を構成するタンパク質であるコラーゲンの合成にもかかわり、皮膚の抵抗力を維持する。更に、ウイルス感染時にリンパ球から産生されるタンパク質である“インターフェロン”の産生促進作用も持っています。

ビタミンB6 : “ビオチン”とも呼ばれるビタミンですが、炎症反応の原因の一つである“ヒスタミン”の産生を抑え、皮膚の炎症を抑える作用があります。又、体内に侵入した異物を攻撃する“抗体”を作るためにも必要なビタミンです。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます。今回記事を書いてみて、文章を書くということが如何に難しいことなのか実感できました。今後も更新していくつもりですので、また読んで頂ける嬉しいです。

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